私が、以前まで勤めていたのが、担当制がある保育園です。
就職する前は、
一斉保育(皆で一緒に絵本を読んだり、食事も一斉にする)の保育園が普通だと思っていましたが
実習に行き、担当制があることを知りました^^
実習の間に、保育士と子どもの関係性や保育の仕方を学び、
担当制での保育士になりたい気持ちが強くなりました。
そして、タイミングよく実習中に園長の方からお声をかけて頂き、
就職することになりました!
ちなみに、「担当制とは」
担当制の保育園とは
子ども一人に、いつも同じ決まった保育士がお世話をします。
ご家庭でのお母さんのように決まっていることで、子どもも安心します。
困った時も、楽しい時も、大人が気付いてあげられますし共有しようとします。
その内面以外でも、身体の成長だったり
心理状況もよく把握して、丁寧に接してあげられる結果、
子供も情緒の安定や生活習慣にも繋がります。
0歳児クラスの比率は大人1人に対して子ども3人が基本です。
担当制の決め方
まず受け入れ(慣らし)保育の前にする面接の時点で
月齢やご家庭での食事の時間、睡眠の時間など考慮して
ある程度同じリズムで生活出来そうな子どもを担当分けします!
そして、そこから受け入れ保育で過ごしていき担当を確定します。
ただ、十分な時間を取って判断します。
担当での食事
0歳児の子どもの場合は、何人かで一緒に食事することはなく一人ずつになります。
自分で座れない時期は大人の膝に座り
ゆっくり大人と密着しながら食事します。
その子のペースで20分を超えない程度に食事を終えます。
(20分を超えると集中が無くなってしまう為)
しっかり向き合えることで、子どもの特徴だったり、食べる量も分かるようになります。
そして、順番に食事していきます!
排泄について
部屋の一角に排泄の場所があり、ドアで区切られています。
子どもだけでは入れないようになっており、子どもを連れた大人がゆっくり1対1で替えられるようになっています。
交換台や、歩けるようになったら椅子で替えたり、
時間によって2人を一緒に替えることもあります。
でも、出来る限り1対1にして話をしたり
わらべうたを歌ったり気を紛れさせたりすることもあります。
睡眠について
一人ずつ食事の介助をしたあと、そのままベッドに連れて行きます。
(2回寝の場合は、遊びに戻ります)
そして、一人ずつ寝かせていきます。
一人で寝つきにくい子どもは、トントンしたり、子守唄(わらべうた)を歌って本人が寝やすいように工夫します。
その間も、担当ができればつきますが
他の子どもの食事や排泄をしていたとしたら、他の大人が援助します。
だんだん一人で眠れるようにする為に、大人も見守って
目を合わせたり、本人を安心させるよう声をかけます!
遊びについて
遊びの時間は、それぞれ担当に限らず近くに居る子と遊びますが
園内を散歩しに行く場合など、少し行動する時は担当で一緒に行きます。
また、製作や描画なども担当が誘って、始めたりもします!
常に一緒に居ることが多いと、細かく担当の子どもを知ることが出来ます。
例えば、パズルなど、手先を使う遊びが少ないと思えば
大人が誘ったり気付きが多くなります!
最後に、私が担当制を経験して思うこと
就職してから、担当制保育をしてきましたが
担任をする乳児の3年間を同じ担当の子どもと関わり、
生活面の援助をしていく内にとてもやりがいを感じました。
一斉保育では経験の出来ない、一人ひとりとゆっくりその子のペースで成長を見れて
たっぷり時間を使ってあげられて、接することができる。
そういった、担当制の良さを知ることが出来たことと、
また就職したいと思った時に同じ保育の仕方を探すと思います。
仕事としても、子どもが出来たとしても、子どもに同じ接し方をすると思います!
それくらい、担当制が良いのだと実感できました。